クルーズ船の仕事 | 旅行ができる。けど、物足りない。

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以前「自分の仕事にお給料が払われないとして、それでもやるか?」といった質問があって

じゃあ自分の仕事について、お給料以外の何があるか考えていこうとして。

クルーズ船での仕事でお給料以外に何があるのかって、前回「人間関係が良かった」って話だったけれど、

そもそもクルーズの仕事を選んだのって、お給料以外の理由があったよなと思って。

クルーズの仕事の魅力は、私にとってですが、「働きながら旅行できること」「本当にさまざまな国の人たちと一緒に働けること」「長期休暇があること」だったんですね。

それは、日本企業と合同で開催された就職説明会にて、MSCクルーズの紹介内容を聞いて、一般企業と比べて私がクルーズで働いたら得られること、魅力だったんです。

働きながら旅行できること。

国内も海外も、どこかに行くことが好きで、それは、実は私には日常的なことで。

私の家族は毎年旅行に行き、毎年帰省する習慣があったので旅行は当たり前だったのです。

ただ、大人になるとそれができない。

まずお金がかかる。特に海外旅行はめっちゃかかりますよね…。

留学がしたい、ワーキングホリデーもしたい、行きたいところがいっぱいある私はお金問題に直面します。

現実的に考えて、サービス業で100万円くらい貯めるのは難しいんです。(楽しいけど安くてキツイから)

就活前ギリギリまで、語学留学→ワーホリ(ワーキングホリデー)→クルーズなのか、クルーズ(語学習得も兼ねる)→ワーホリなのか、考えていましたが、金銭面では圧倒的に後者が実現可能そうでした。

実際クルーズ船で働いてみてどうだったか?

ダイヤモンドプリンセスで働いて、冬季はシンガポール、ベトナム、マレーシアなど行ったことがなかった外国にたくさん行きました。

移動費は無料で!

パスポートやビザなど面倒な手続きは一切なく!

美しい景色やおいしいご飯は食べました。でも、時間がないんです。

クルーはシフトの休憩中に外出可能なのですが、私のお仕事は休憩時間をがんばっても5時間までしか取れなくて、着替えとシャワーと移動時間を考えたら3、4時間の観光が限界でした。

観光地が遠い港は景色くらいしか楽しめないんです。

たとえば、済州(チェジュ)島。観光的な場所までは、ターミナルを抜けるのに10分くらい、そしてバスで片道40分くらいかかるんです。

港の近くにはクオリティや内容に対してお高いお土産的なお土産屋さんしかなくて。

近くのレストランも1件しかなくて、行ってみたらとても辛いチゲ鍋のお店で、食べられなくて友人が2人前食べる羽目になって大汗かいたり。

2度目の下船チャンスには、バスに乗って景色を楽しんで、そのバスに乗って帰りました笑

一緒にバスに乗った友人たちは半日休みだったので、「てっきり一緒にご飯を食べて帰ると思ってたー」と驚いていました。

そう、つまり、時間がないですね。

台湾も韓国も、日本中も、どこも違くて面白くて、境港とか青森のねぶたとか、今まで興味がなかったところにも縁ができて、良かったんですが。

どこもつまみ食いしているような気分で、毎回物足りないし、何度も行くところもつまみ食いまでしかできなくて。

もどかしいような、なんだか思い通りじゃないような、我慢することが多くて。

時間に追われるのが得意ではない、予定を決めずに気分で決めたい、旅先ではそこに住む友人に案内してもらいたい、お土産として用意されたお土産や名産品ではなく地元の適当な店に入りたい私には、どうも合わない旅行スタイルだったように思います。

「クルーズ船をやめたら」また済州にきて、食い倒れして、みかんを収穫して、オルレ(トレッキングの道のこと)を歩こう。

いろんな港に行くたびに「クルーズを辞めたら」を考えていましたね。

ずっと続けたい仕事だったクルーズが、だんだん私の気持ちや人生と離れていった理由のひとつだと思います。

「旅行ができる」だけでは不十分で、「どんな旅行ができるか」をみないと、旅行ができないときよりも不満が溜まるかも?

それも、たくさん旅行ができたから見えてきたギャップですね。

ランニングが趣味の人や、名産グルメ巡りが好きな人、休み時間がたくさん取れる人は、「旅行ができる」クルーズの仕事をすごく楽しんでいましたよ!

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